2015年7月25日土曜日

遠足

*Ulmへ遠足して・・・ *

*会員K.Tさんからの寄稿*

去る2015年7月13日、Stuttgartから列車で1時間あまりのUlmへ遠足に出かけました。
遠足の目的は2つ。まずUlmの高齢者施設の見学、2つめはUlmの散策です。
会員とUlm在住の参加者を含めて総勢12名となりました。

今回、訪ねたのは、
会員Aさんのご親戚が実際に入居されている高齢者向けサービスアパートメントで、
Aさんの取り計らいで実現した見学です。
建物も職員も全体の印象として、とても明るく和やかで、終の棲家の候補にしたいと考える会員もいらしたかもしれません。
しかし、なんと言っても、一番印象深いのは、入居者である、お一人の男性との出会いです。

80歳を超えたこの方は、少年時代そして、職業についてからも日本に住み、あるいは、
日本を訪ねたそうで、お話なさる日本語は、とても美しい発音とイントネーションです。
私達を、ご自分のお部屋に案内してくださり、
日本やアジアの国々の工芸品など思い出の品に囲まれたお部屋での生活ぶりを見せてくれました。
この様な方に、施設でお会い出来るとは、私達も想像していませんでしたが、
彼自身にとっても、きっと思いがけない出来事だったと思います。
老い先にも、色々なご縁があるかも知れないと言う、嬉しくなるエピソードでした。

さて、遠足の後半はUlm市街観光です。
Ulm在住の会員Tさんによる実に段取りの良い詳しいガイドのおかげで、限られた時間内で要所を、てきぱきと見物。
旅行中も怠け者の私としては、
むか~し昔の、まだ若い頃に初めてヨーロッパ団体旅行をした時以来の新鮮な感動と充実感を覚えました。

帰りの車中、私の向かいの席には会員Yさん。Yさんは、昨年テュービンゲン遠足のお世話と案内をして下さった方です。
あの時は、川の流れのように、ゆったりとした時間をたのしんだなあ、
もうあれから1年以上も経つんだなあと想いつつ、
こうして色々楽しめるのも、この会のおかげと、ぼんやり考えながら皆さんと過ごした一日が終わりました。K.T
 
*会員Y.Mさんからの写真の提供と寄稿* 

2015-07-13 Ulm1

2015-07-13 Ulm2

7月13日にまほろば会はウルムの日本人会の皆さんとご一緒に老人ホーム見学に行きました。
このCURANUM Seniorenstift には会員のアルガイヤーさんの御主人の御両親が住まわれています。 担当のゲーブラーさんが詳しく施設についての情報を説明、案内してくださいました。
このホームには188室のアパートメントが賃貸されていて、介護が必要になった場合もこのホームの上階の介護ステーション(45ベット)にて介護を受けられます。 ホテルの様な有りとあらゆるサービスの他に職員と住人の個人的な会話があり和やかな雰囲気が感じられました。 第二次世界大戦頃に日本に在住されていた83歳の住人の方から現在も堪能な日本語で彼の当時のエピソードを伺い彼の2室のアパートメントも見せて頂きました。 日本の置物や絵画も飾れれていて深い印象を受けました。
その後、当会員、谷川さんのプロ的なガイドでウルム大聖堂、街の中心部を散策しカフェーで休憩、懇話を交わし家路に着きました。 大変、勉強にもなった楽しい一日でした。
Y.M