冊子 『ドイツで送る老後』及び
『日本人が関わるWG(Wohngemeinschaft)の現状と将来の見通しについて』
著者の渡辺・レグナーさんによる説明会が催されました。
非会員6人の参加も含め、多くの質問や意見交換があり、とても有意義な会でした。
*会の後、渡辺さんを囲んで、会員有志と韓国料理店で楽しく会食をしまた。*
『老い・・・』
説明会の数日後、私は老人ホーム(主に認知症介護施設))に入居している知人を訪ねました。
丁度、食事時間で十数人が食卓を囲んで無言で座をとって居られました。
私は、そこに自分の姿を置き換えてみました。
途端に、自分の過ごしてきた日々が、走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。
「大切な事を忘れているのではないかしら?」
「まだ、しなくてはなら無い事が一杯あるのでは?」
私は、複雑な気持ちでホームを後にしました。
その日の夕方、遊びに来た孫娘が覚えたばかりの『となりのトトロ』の歌をうたっていました。
”あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう
さかみち トンネル くさっぱら
いっぽんばしに でこぼこ じゃりみち
くものす くぐって くだりざか”
歌声を聞きながら、少し、考え込みました。
歩くのは私も大好き。
私も元気。
『どんどん いこう』
ウムー
「ゆっくり いこう」
老いに向かって ゆっくり あるこう。
H.T